ダイニングテーブルをDIYで作るときに使った、鬼目ナットの使い方とポイントを写真入りで詳しく解説します。
鬼目ナットって何?
鬼目ナットは、オニメナット、インサートナットとも呼ばれ、外側にギザギザの荒いネジ山や爪がついていて、内側にはボルトがねじ込めるようネジ山がついているナットです。
木材に鬼目ナットを埋め込むことで、ボルトで固定することができるようになり、分解可能にもなりますし、単にコーススレッドで固定するよりも強力に固定することができます。
種類が豊富だけどどれを選べばいい?
ちょっと調べてみただけで、11種類ほどありました。
大きく分けると、「打込み式」と「ねじ込み式」があって、それぞれ「ツバあり」「ツバなし」があります。ツバ(フランジ)があるタイプは埋め込み深さを一定に保つことができ、ツバなしは密着性がより高いらしいです。
DIYで使うなら取り扱いが簡単で強度が高い「ねじ込み式」がおススメです。
杉やSPFなど軟らかい木であれば薄いツバを木の表面までねじ込むことができるので、ツバなしと同じ密着性が得られます。我が家のダイニングテーブルは杉の集成材で作ったので「ねじ込み式のツバあり」タイプ(Dタイプ)M6×13を使いました。
参考:【予算1万円】杉ムクボードでダイニングテーブルを製作【5人家族】
樫とか栗とかの硬い木にはツバなしのほうがいいと思います。
「打込み式」はハンマーで叩いて埋め込むタイプで、作業効率は上がりますが強度は落ちます。
工場とかで大量生産される組み立て式の家具によく使われています。
鬼目ナットの使い方
1.木工用ドリルで下穴をあける。
今回使用したM6の鬼目ナットの参考下穴径は8.7~9.0mmです。
軟らかいSPF材だったので試しに8.0mmと9.0mmのドリルを使って2種類の下穴をあけました。
結果的にどちらでもねじ込むことができました。
少し小さめの穴のほうがしっかり食いついている感じなので8.5mmがちょうどいいです。
穴が小さすぎるとねじ込むときに、木材が割れてしまうかもしれません。
堅い木の場合は9.0mmの下穴が良さそうです。
2.六角レンチを使ってねじ込む。
6mmの六角レンチを使って、鬼目ナットをまっすぐねじ込みます。
ゆっくり慎重にやれば大丈夫です。
このとき、下穴に木工用ボンドを流し込んでおきましょう。
下地の木材が補強されてより頑丈に取り付けられます。
ツバ(フランジ)が木材にめり込むぐらいまでねじ込めば完成です。
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