Panasonic ディーガ リモコンの電池液漏れを分解して修理

リモコンの電池液漏れ分解修理家電

ブルーレイレコーダーのディーガが、ある日突然使えなくなりました。電池切れかと思ってリモコンの裏蓋をあけてみると、電池から液漏れしていました。
分解して修理したら復活したので、その詳細を記事にしました。

リモコンが使えない

ある日、リモコンのボタンを押してもレコーダーの電源が入らなくなりました。

電池切れかと思ってリモコンの裏蓋をあけてみると、かなり派手に電池から液漏れしていました。

漏れている電解液の主成分は水酸化カリウムという強アルカリの水溶液だそうですので、目や皮膚に付着すると失明や化学火傷になる危険性があるのでこのまま放置するわけにはいきません。

既に二酸化炭素と反応して白い結晶になっています。液漏れし始めてからそれなりの時間が経過したのでしょうか。
リモコンは最近まで使えていたので、液漏れしたまま使えていたようです。

リモコン液漏れ

リモコンを分解して修理

子ども達が触ってしまうと危険なので、リモコンを分解して清掃しつつ、修理を試みることにしました。

直らなかった場合を想定して、あらかじめリモコンが入手できるか調べておきました。
型番はリモコンの裏面に書いてあるそうです。うちのは電池の蓋を外すところの近くに書いてありました。

ボタンの数とか違うけど、使える代用リモコンやPanasonicの純正リモコンは2~3000円で売っているみたいです。

電池を外してみると、そこら中にびっしりと結晶がこびりついています。
接点になっているバネのところが酷い感じ。

電池の蓋を開けたら真ん中あたりに見える小さなプラスネジを2個外せば、あとはハマっているだけなので引っ張ってあげれば下の画像のように分解できます。

電解液の結晶が床にこぼれないよう、お肉のトレーの上で分解しています。

電解液の結晶は水溶性なので、基盤以外はぬるま湯につけて洗います。

基盤はバネになっている端子部分や、裏側の濡らしても影響のない箇所をウェットティッシュで拭いておきます。

きれいになりました。

端子の導通テスト

端子を清掃した後、テスターで導通テストします。抵抗値が0なので、導通OKですね。
デジタルのマルチテスター1個あると便利ですよ。

あとは元どおり組み立てればOKです。

今回はバネの端子部分が腐食していなかったので、割と簡単に修理出来ました。

液漏れの原因と対策

古い電池を使っていると、液漏れする場合があるようです。

機器に電池を入れていると、使っていなくても弱い電流が流れている場合があり、電池が過放電状態となり液漏れする場合があるそうです。

長期間使用しない場合は電池を取り外しておくことが大切です。

安定した大電流を必要としないリモコンでは、アルカリ電池ではなくマンガン電池を使用することで、液漏れのリスクを少なくすることもできるようです。※ディーガの取説にはアルカリ電池と書いてありました。
車のフリップダウンモニターのリモコン(使用頻度少)にはマンガン電池を採用しました。

最近はテレビ側のHDD録画機能をメインで使っていてレコーダーの出番は少なかった気がします。
ブルーレイをレンタルしたときに使っていましたが、huluとか使えばさらに出番少なくなりますね。

使用頻度が少ないと液漏れは起こりやすいみたいです。

リモコンのチェック方法

このリモコンに使われている赤外線は、目に見えないのですが、スマホのカメラ越しには下の画像のように信号が見えます。

リモコンの動作テスト
右側がリモコンのボタンを押したところ

暗いところでやったほうがわかりやすいと思います。ピンク色に光っています。

新しい電池を入れて、リモコンのボタンを押したときに赤外線の信号が出ているか試してみてください。

まとめ

長期間使わない場合は、リモコンから電池を外しておきましょう。

アルカリ電池の電解液は強アルカリなので危険。

リモコンの分解は割と簡単でした。
子ども達のおもちゃも結構液漏れしてる場合があるので同じ方法で修理できると思います。

この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。

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