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材料費2万円で嫁の実家のフローリングを張り替えました。
いろいろ検討した結果、重ね張りではなく、既存のフローリングを撤去してから、新しくフローリングを張ることにしました。
初めてのフローリング張り替えが、角とドア枠が多い「廊下」で難易度高めでしたが、なんとか完成しました。
その3は、新しいフローリングの加工と張り付けの施工編です。
その2既存フローリングの撤去編
床張りスタート位置をどうするか
ここまでの準備と下地処理に長く時間をかけてしまいました。
朝8時半から始めて、すでに14時半。
やっとフローリングを張り始めることができます。
どこから張り始めるか悩みましたが、メインの廊下を隙間なく、キレイに仕上げるために、トイレの前から張ることにしました。
一列目はドア枠2つ分の加工をしながら、キッチリ直線出しながら張らないといけません。
ありがたいことに、既存フローリングを撤去したら25年前の墨線が出てきたので、参考に使わせていただきました。
ドア枠に差し込めるように、フローリング材を切り欠いていきます。
ドア枠にスライドするように入れて仮合わせします。
階段側に隙間がないか、壁側の隙間は巾木で隠れるか確認していきます。
ドア枠の下が少し狭くなっていたようなので、当たるところをのみで欠きます。
一列目の2枚目もカットして仮合わせします。
墨線と、2列目に使うフローリング材を基準にして、1列目の写真右側が直線になっているか確認します。
仮合わせしたところに目印の線を引いておき、いったんフローリング材を外します。
ボンドは専用の「床職人」(ウレタン系)を使いました。
点付けがいいとYoutubeでプロの方が言っていたので、真似してみました。
木工用ボンド(酢酸ビニル系)はNGです。床鳴りの原因になるそうです。
雄実(オザネ)を極細ビスで留めていきます。
次のフローリングがしっかりハマるように、ビスの頭が少し沈むくらいにしておきます。
一つ目の難問
2列目はほとんど加工が無いので一気に終わりました。
3列目の一枚目は端に隠し釘を打ちました。
たくさん張って、形になってきたのでテンション上がってきてたんですが、ここで文字通り「壁にぶち当たりました」。
このフローリング材を凸の形に加工してから、長辺のサネを入れつつ、手前にスライドさせて、短辺のサネにはめ込まないといけません。
ですが、スライドさせる前に横の通路側の壁に当たっちゃうんです。
その分カットすることも考えましたが、スライドするストローク分を巾木で吸収することができないので、短辺のサネをはめ込むことを諦めました。
というわけで、雌実(メザネ)の下側を削って、ここも隠し釘で留めることにしました。
なんとか一つ目の難問をクリアすることができました。
隠し釘は踏んじゃうと痛いのでマスキングテープで目立つようにしてあります。
外が暗くなって、丸鋸での加工が危なくなってきた(失敗もした)のと、近所迷惑になっちゃうので、1日目は19時過ぎに終了としました。
片付けと、寝室への通路を歩けるように養生してたら、20時過ぎまでかかってしまいました。
2日目スタート
2日目(日曜日)は午前中に用事を済ませて、午後からの作業になりました。
残すところは、階段下と、部屋への通路となります。
フローリング材を短くカットする回数が多いので、カット用の丸のこ定規をフローリング材の切れ端で作ってから作業を始めることにしました。
これで墨線に丸のこ定規を合わせて置いて、切るだけで、直角に切ることができます。作業スピード大幅アップです。
二つ目の難問
作業が進むにつれ、張り終わりをどうするかという難問が近づいてきました。
張る前からどうしようかと考えていたんですが、自分が納得できる具体的な解決策を出したのは、結局作業直前になってからでした。
通常の張り終わりは、山型にフローリング材のサネを合わせてはめ込みます。
巾の調整までして、実際に使う板(左)と切れ端(右)で仮合わせして張り終わりのイメージを確認をしてみます。
ですが、階段下の張り終わりは、ドア枠の下に差し込む形状となるため、山型の斜めの状態だと入りません。
というわけで、ドア枠下は差し込みにして、端から2枚目と3枚目で山型にすることにしました。
この形で、サネまでしっかりはめ込んで仮合わせしたら、2枚目の端と隣接する部屋のフローリングの端までの長さを正確に計測して、ドア枠下のフローリング材を加工します。
ここで寸法が狂うと、入らないor隙間ができてカッコ悪いので慎重に作業します。
加工したら、もう一度仮合わせをします。
ピッタリはまりました。
手で触って、段差を確認するとちょっと高さがあっていないようです。
もう一度取り外して、かんなでフローリングの裏面を削って高さを調整します。
節の部分は上手に削れませんね。カンナは難しいです。
段差調整して、ボンドと隠し釘で固定します。
いよいよこの場所のクライマックスです。
山型にするためにボンドを塗って、フローリング材の片側をもち上げた状態でもう一枚を設置します。
マキタの小物ケースがちょうどいい大きさでした。
山型に合わせて、はめ込みます。
左側の板は500mmの板と1800mmの板を繋げた状態で山型にするために、短辺のサネをはめ込んだ状態で、マスキングテープで仮止めしてあります。
ボンドだけでは不安なので、隠し釘で固定しました。
この場所の最後のピースも、スライドするスペースがありません。
5mmだけ刃を出した丸のこで、短辺のメザネを裏から削ってはめ込みました。
もう一部屋への通路も、ドア枠下に差し込むので、同じように加工して張りました。
ここまでのまとめ
巾木はまだですが、フローリングの加工と張り付けは終えることができました。
複雑な形状の場所に、隙間なくフローリングを張ることができたので達成感がすごいです。
板巾違いも単調にならず、なんだかいい感じです。
それでは次回は、その4まとめ(失敗したところと補修、反省会)です。
この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。
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