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築25年、表面が傷んでボロボロになった嫁の実家のフローリングを材料費2万円で張り替えました。
いろいろ検討した結果、重ね張りではなく、既存のフローリングを撤去してから、新しくフローリングを張ることにしました。
初めてのフローリング張り替えが、角とドア枠が多い「廊下」で難易度高めでしたが、なんとか完成しました。
その1は、張り替えの計画と、用意した材料と道具等の準備編です。
その2既存フローリングの撤去編
その3新しいフローリングの加工と張り付けの施工編
その4まとめ(失敗したところと補修方法、反省会)
張り替え前のフローリングの状態
築25年位、3階建ての2階部分の床が、何故か1階のリビングよりも激しく痛んでいました。
写真左下の階段と比べて、色あせもしているので、日光(紫外線)と乾燥が劣化の原因でしょうか。
合板フローリングの、表面の1mmぐらいの薄い1枚が浮き上がってしまって、酷いところでは剥がれてしまっている状態です。
補修シールを貼って足にササクレが刺さるのを防いでいますが、見た目はよくありません。
1mmぐらいの段差ができています。
数年前からこんな状態で、フローリング張り替えはずっとやりたいなーと思っていました。
先日、お義母さんが本棚を移動させようとして、倒して壁に穴をあけたんですが、
※詳しくはこちら→【簡単DIY】壁(石こうボード)に空いた穴の補修方法【下地編】
現場の状況から、本棚の下に設置したコロが、このフローリングの段差に引っかかって外れてしまったようでした。
床も表面がえぐれてしまったし、危ないのでフローリングを張り替えることにしました。
間取り
2階には、3部屋+トイレがあり、合計4つのドアがあります。
ドア枠は取り外せない(外さない)のでフローリングは、横からスライドさせて差し込む必要があります。
また、3階建ての2階廊下なので、1階へ下りる階段と3階へ上がる階段の間口があります。
四角い6畳間とかの張り替えに比べて、加工するところ多過ぎです。
重ね張りを選択しなかった理由
Youtube等でよく紹介されている、重ね張り(上張り)について検討してみました。
既存床を撤去する必要が無いので、施工時間が早く、廃材が出ないというメリットがありますが、以下の理由から既存フローリングを撤去することを選択しました。
※前述したとおり、既存フローリングは表面の薄い板が浮いて剥がれているor剥がれかけているため、ボンドや両面テープでの接着が有効ではありません。
ですので、厚み1.5~6mmの薄い重ね張り用フローリング材の選定は想定していません。
すでに剥がれている箇所については、パテ等による段差の調整が発生しますし、フローリング材自体も安価ではないため、厚み12mmの安価な合板フローリング材を使用することを前提としています。
トイレの段差が大きくなる
準備段階でトイレの見切りを取り外して確認したところ、廊下と各部屋は、一般的な12mm厚の合板フローリングが使われていました。
ただ、トイレは下地に直接クッションフロアが施工されていて、廊下と10mm程度の段差があります。
重ね張りをすると、その段差は22mmになり、ちょっと住みにくくなりそうです。
各部屋に段差ができる
一部屋は、傷んだフローリングをパテで補修しクッションフロアを施工済→10mm程度の段差
別の部屋は、さほどフローリングが傷んでいないので張り替えの予定なし→12mmの段差
もう一部屋は、傷んでいるので重ね張りすれば段差はなくなりますが、今のところ予定なし→12mmの段差
ドアの加工
重ね張りによって12mm床の高さが上がるので、ドアの下端をカットする必要があります。
ドア4枚も加工するのは骨が折れますね。
加工作業はベランダで行う予定ですが、狭くてドアの加工はできません。別な部屋で加工すると室内が木屑だらけになってしまって掃除が大変です。
下り階段の間口
重ね張り用の階段の段差合わせの商品もあるようですが、コストがかかりすぎます。材料費予算は2万円です。
既存フローリングを撤去して張り替え
というわけで、既存フローリングを撤去することを選択しました。
インスタの投稿に、living_doctor.sapporoさま(プロの方)からありがたいコメントをいただきましたので紹介させていただきます。
”木床剥がしは過酷な作業の上位ランカーです!幸運を祈っています。”
おっしゃるとおり、かなり過酷な作業でした。特にボンド剥がしですね。
普段なかなか経験することのできない解体作業は、ちょっと新鮮で楽しくもありました。
用意した材料
合板フローリング 3箱(3坪分) 約16,000円
ビバホームの会員優待セールの時に5%OFFで買いました。
最近の流行なのか、店頭には明るめの色が多く、濃い色はあまり選択肢がありませんでした。
板巾が違うのも変化があって面白いです。
ちなみに一箱30kgあります。縦にすると箱の中身が出ちゃうので、1階で箱開けて3枚づつ運びました。
コニシボンド 床職人 2本+1本 約2,500円
パッケージには1本で約1.5坪って書いてあったので、2本用意したのですが、途中で足りなくなって嫁に買いに行ってもらいました。
「よく似た名前の束職人と間違えないでね」と伝えたのですが「ちょっと何言ってるのかわからないです」的な反応でした。
フローリング用 極細ビス 2.6×32 170本入り 1箱 約500円
格安で入手した常圧のフロアタッカー持ってるのに、コンプレッサー持ってなくて使えませんでした。コンプレッサー欲しい。
隠し釘 太さ1.24mm 70本入り 1個 約500円
作業を終えて、改めてピンネイラが欲しいと思いました。
どうにか材料費予算2万円以内に抑えることができました。
使った道具等
バール 600mm
解体作業に必須というイメージで買ってはみたものの、プライバーがあれば無くてもよかったです。
真っすぐな方の先端が分厚くて、隙間に入りにくい感じ。角度も浅くてフローリング浮かせるのに使い難かった。
インテリアバール 250mm
巾木外したり、フローリング浮かせたり、釘抜きとして使ったり、フローリングを寄せたり、必須です。釘抜きメインで使うなら、カーブしている平らな部分が持ちにくいので違うの買ったほうがいいかもしれません。
マグネットトレー
抜いた釘を集めておくのに便利です。普通のトレーだと、ひっくり返したら集めるの超大変。
プライバー 450mm
バールよりも、自動車整備用に元々持ってたこっちのほうが使いやすかった。
先端の角度がちょうどいい感じ。
平タガネ
フローリングを浮かせるために使用しました。最初の取っ掛かりを作るにはこれが使いやすかった。
スクレーパー
巾木を浮かせたり、ボンドのカスを剥がしたりするのに使用。必須です。
持ちやすい形状のスクレーパーを選んでください。打撃可能なものは、柄の後ろ側が角張っているものもあるので注意が必要です。
プライヤー
釘をつかんで抜いたり、フローリングをつかんでむしり取ったりしました。
丸のこ
フローリングのカットに必須です。
72Pの刃も用意すると仕上がりがキレイです。
丸のこガイド
フローリング材を縦方向にカットするために使います。
丸のこ定規
フローリング材を直角に横方向にカットするために使います。
簡単に自作できますので、フローリングの端材で作りましょう。作業効率がめっちゃ上がります。
メジャー
差し金
墨付けシャープ
芯が折れにくくて使い勝手が良かったです。
のこぎり
切り欠きを作る際、丸のこでは最後まで切れないので、のこぎりで切ります。必須です。
インパクトドライバー又はドリルドライバー
フローリング用極細ビスに使います。
今回私はマキタのインパクトを使いましたが、10.8Vのドリルドライバーがおススメです。
#1 プラスビット
フローリング用極細ビスに使う細い+ドライバーです。必須です。
普段使っているプラスビットは#2です。うっかりお買い忘れのないように。
ハンマー 0.5㎏
平タガネを打込んだり、当て木をしてフローリング材を叩き込んだりします。
木片(大きめ)
フローリング材を叩き込む際の当て木にします。
そこらへんに落ちてる2×4の端材で十分です。
玄翁 0.3㎏ぐらい
のみを叩いたり、隠し釘を打ったりします。
のみ
切り欠きを作ったり、微調整に使います。
かんな
フローリング材の裏面を削って厚みを調整するのに使用しました。
内張はがし
巾木を外すのに使いました。
CD
壁紙を傷つけないようにカバー代わりに使いました。
硬めのプラ板ならなんでもいいです。
ほうき
掃除機かける前に、ある程度ごみを集めておいたほうが効率良いです。
LEDライト
廊下は暗いので、あったほうが作業が捗ります。
カッターナイフ
マスキングテープ
ここまでのまとめ
効率よく作業するためには準備が大事ですね。
それでは次回は、その2既存フローリングの撤去編です。
この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。
ご意見、ご感想お待ちしております。
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